久しぶりになりますが、観てよかったなぁって思った映画でしたね。
先に若干の不満点を。
いわゆるありきたりでしょうか。つまるところここまで産業としての歴史が長いと、どうしても被る部分って出てくると思うんですよね。そうなるとグラフィック的な部分でって話になるのは仕方が無いと思います。ただ、それでもやっぱり面白みを付け加える、新しい部分っていうのは欲しかったかなぁっては思います。
あとは先住民族ナヴィについての描写はなかなか良かったと思いますが、他の部族が最後にひょっこり出てこられても、誰? としか言えませんね。騎馬民族的雰囲気を持った部族もいるしというのは分かっても、最後の最後ではもう少しと思ってしまいました。
そんな感じですが、それでもいい映画だったと思います。原始的な兵器しか持たないナヴィが、最後はあんな大立ち回りを演じる。私の趣味に合致しすぎて脳汁全開ですよ(笑)個人的には騎馬民族のナヴィが、現代兵器で武装する部隊に
正面から突っ込むなどという暴挙を見れたのは、大変良かったですw
いや、天晴れ。あとは空中戦でもかたや弾幕を展開して近づけさせまいとする人間側、それを掻い潜って肉弾戦を繰り広げるナヴィ軍。お互い理由があって必死に戦っている姿はやっぱいいもんですね。
ストーリー的な部分で言えば、生活の描写部分も生態系的な自然の描写部分も大変良かったですね。美しいCGだからこそ、これだけの物ができたんだろうなって思います。ただやっぱりいつかどこかでみたなぁと思ってしまう展開は、やはい仕方ないのかもしれません。ただ本当に経過を見たあとに、最後のあの戦いを迎えたときは、胸が熱くなりますw
今回の映画は最後の展開、ナヴィの尚武の風の点で、私の趣味に合致していてとても良かったです。ただの銭湯映画にならずに、それを一回り大きくした感じの映画だったのは買ってよかったと思わせました。ただ決して今までにない映画化と言われれば、それはノーです。そういう意味ではやっぱりハリウッドの枠を出られなかった映画かも知れません。点数的には70点、ニュアンスでつけるとそんなところですね。レンタルで観るならおすすめです(笑)